同志社女子大学 看護学部
住所 | 〒610-0395 京都府京田辺市興戸 |
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Tel | 0774-65-8712 |
URL | https://www.dwc.doshisha.ac.jp/faculty_dep_info/nursing/nursing_g |
3つの教育理念を礎に、質の高い看護職者としての素養を備えた女性を育成
本学は「キリスト教主義」「国際主義」「リベラル・アーツ」を教育理念としています。「キリスト教主義」からは愛=他者への思いやりやひとに寄り添う気持ちを、「国際主義」からは他者理解=異文化への理解や多様性を受け入れる姿勢を、「リベラル・アーツ」からは知=知性と教養、また、それに裏打ちされた冷静な判断力を養います。これら3つの教育理念を礎にした教育を通して、看護の専門的知識・技術を備え、さまざまな看護の現場に対応することのできる女性を育成します。また、看護支援方法の研究開発や看護実践の質向上に寄与する研究者や教育者をめざし、大学院へ進学する人材の養成も視野に入れた教育を行います。
臨地実習
看護学部では、1年次より臨地実習を行います。
1年次では「基礎看護学実習Ⅰ」を1週間、2年次では「基礎看護学実習Ⅱ」を2週間、それぞれ行います。
3年次では、専門領域における臨地実習(「成人慢性期看護学実習」を3週間、「高齢者看護学実習」を3週間、「ウイメンズヘルス実習」を2週間、「成人急性期看護学実習」を3週間、「在宅看護学実習」を2週間、「小児看護学実習」を2週間、「精神看護学実習」を2週間)を行います。
4年次の看護実践総合実習(アドバンス)では、学生の希望に沿って、いずれかの専門領域で3週間の実習を行うことにより、他職種とのチーム医療や保健・医療・福祉チームとの協働・連携から、患者さんのQOLを援助する基本的能力を養い、看護援助を通して総合的な看護実践能力を培うと共に看護観を育む機会とします。
学びを支える教育環境
看護学部の学びを支える「蒼苑館」は、看護学部関連棟として、看護学の専門分野ごとに、基礎看護学、成人看護学、ウイメンズヘルス・小児・精神看護学、高齢者・在宅・公衆衛生看護学の各実習室を設置し、医療現場での臨地実習と直結した学びを可能とする環境を整えています。また、看護学部の学生専用ロッカー、オープンラウンジなども設け、ゆとりを持った学修が可能です。さらには、薬学部との連携を視野に入れて、薬学部関連の設備や、看護学部と薬学部との教育・研究の連携促進のための共同研究室(プラクティカル・サポート・センター)なども設置しています。
臨地実習受入機関
京都府、滋賀県、大阪府、奈良県の病院、高齢者施設、訪問看護ステーション、保健所などに、臨地実習や教育研究のフィールドをご提供いただきます。
■病院・訪問看護ステーション
- 京都府
- 京都岡本記念病院/ 京都医療センター※/ 京都大学医学部附属病院 / 京都府立医科大学附属病院/ 京都山城総合医療センター/ 京都田辺中央病院※/ 南京都病院※/ 訪問看護ステーション山科/ 南京都訪問看護ステーション/ 蘇生会総合病院 地域医療連携室ほか
- 滋賀県
- 市立大津市民病院/ 大津市民病院訪問看護ステーション/ 大津赤十字病院ほか
- 大阪府
- 大阪国際がんセンター/ 大阪市立総合医療センター/ みどりケ丘病院/ 淀川キリスト教病院※ほか
- 奈良県
- 高井病院/ 奈良県立医科大学附属病院※ほか
- 保健所など(保健師)
- 京都市保健センター/京都府内保健所/京都府内市町村
- 学校など(養護教諭)
- 京都市立高等学校・中学校・小学校・幼稚園
※学術交流等に関する包括協定を締結している医療機関など (奈良県立医科大学附属病院は、奈良県立医科大学と包括協定を締結)
取得できる免許・資格
■看護師(国家試験受験資格)
■保健師(国家試験受験資格)<選択制> ※1
■養護教諭一種免許状 ※2
※1:保健師国家試験受験資格を得るために必要な科目の履修については定員を10名と定めており、3年次秋学期に選考を行います。養護教諭一種免許状との同時取得はできません。
※2:保健師国家試験受験資格との同時取得はできません。
看護師国家試験合格率
2022年3月卒業生は、第111回看護師国家試験に78名が受験し、77名が合格(合格率98.7%)、第108回保健師国家試験に10名が受験し、全員合格(合格率100%)。いずれの合格率も全国平均を上回りました。看護学部では模擬試験や対策講座、教員によるきめ細かなサポートにより万全の国家試験対策を実施しています。e-learningシステムによるオンラインでの国家試験合格に向けた学修を可能にしています。
大学院看護学研究科博士課程(後期)2020年4月開設
看護学研究科は、2020年4月に博士課程(後期)を開設しました。博士課程(後期)では、実践的で応用可能な看護学の理論の構築や方法を探究できる教育研究力を備え、指導的役割を担うことのできる人材の育成に取り組みます。 なお、博士課程(前期) では、看護学の教育研究者などをめざす「看護学研究分野」と、助産師国家試験受験資格が得られる「助産学実践分野」において、⾼度な研究能⼒と看護実践能⼒を養成しています。 これにより、学士課程から、博士課程(前期)、博士課程(後期)へと至る高等看護学教育における9年間の総合的な教育課程が完成します。