看護師・保健師国家試験受験資格を全員が取得
超少子高齢社会に突入している現代の日本において、地域における保健活動を推進する保健師の役割が拡大しています。本学では、看護学を基盤に地域住民の生活を視野に入れた保健師の育成を目指し、関連する講義をはじめ、都道府県、市区町村の保健所・保健センターにおける実習、各地域におけるフィールドワークなどを実施。保健師の役割と課題について学び、全員が保健師国家試験受験資格を取得することができます。さらに、3年次から選択制(10名)で助産師国家試験受験資格も取得可能です。
医学部・附属病院が隣接し、リハビリテーション学部とも連携
附属医療機関で常に時代の先端を行く医療に接し、看護学部生と医・リハビリテーション学部生が早期から協働し連携することで、卒業後に予想される医療現場の実情に即したチーム医療を実践的に学びます。また、他学部との合同授業やカンファレンスを通して、医療における互いの役割を尊重し理解するとともに、看護の専門性をさらに深化させ、医療に関する幅広い視野を持った人材を育成します。
実習に備えた実践的なトレーニング環境を完備
看護学部棟内に外来診療・救急場面など臨床の現状に即した状況設定を再現できるシミュレーションルームを設置。これらの施設を活用し、実習に備えたトレーニングや実習で得た課題をシミュレータで反復練習することで、実践に即して学びながら看護知識・看護技術を高めることができます。病院実習に出る前には、「注射」や「点滴」、痰の「吸引」などの様々な看護技術を、シミュレータを使って演習します。また、医科大学でもトップクラスの広さと設備を誇る医学部棟のシミュレーションセンターも利用します。
1年次から始まる地域での実習を通して人と生活に根ざした看護を学ぶ
看護の実践において重要なことは、コミュニケーション能力と合わせて、病の背後にある人の生活を理解すること、個人の健康レベルに応じた看護のニーズに対応することです。本学では1年次から地域の実情を把握する科目を設置。人々の生活に触れる実習などを通して、患者の生活までを視野に入れた看護を学びます。さまざまな価値観を受容できる教養教育の充実を基盤に、疾病だけではなく「人」を理解できる看護力を身につけます。
関西医科大学の附属医療機関で多様な実習
アクセスの良い立地に揃う本学附属の医療機関をはじめ多様な学外実習先を確保。さまざまな環境での経験が対応力と実践力を養います。関西医科大学の附属医療機関には急性期医療から在宅医療までがそろっており、多様な実習環境により幅広いニーズに応える看護力を身につけます。また、各実習施設は枚方キャンパスから約1時間以内で、本学教員のサポートを受けながら実習に取り組むことができます。さらに、医療機関に加え、保健所や地域での実習で「人」と「生活」を看る看護学を身につけます。
本学附属医療機関実習先:
- 【枚方市駅から徒歩約3分】関西医科大学附属病院
- 急性期医療を中心とする基幹的病院で多様な看護を専門的に学ぶ
病床数/797床 外来患者数/1日平均2,224人
- 【滝井駅から徒歩約2分】関西医科大学総合医療センター
- 北河内2次医療圏の中核となる地域密着型病院
で看護スキルを磨く
病床数/477床 外来患者数/1日平均1,305人
- 【香里園駅直結徒歩約1分】関西医科大学香里病院
- 透析センターやリハビリなどを持つ地域密着型病院
で地域医療の現場にふれる
病床数/199床 外来患者数/1日平均685人
- 【樟葉駅から徒歩7分】関西医科大学くずは病院
- 回復期医療やリハビリ、介護を担う病院
病床数/94床 外来患者数/1日平均152人
- 【天満橋駅地下直結】関西医科大学天満橋総合クリニック
- 予防医療と総合診療における看護を学ぶ
外来患者数/1日平均192人(うち健診98人)
- 【樟葉駅直結】関西医科大学くずは駅中健康・健診センター
- 人間ドック健診とメディカル・フィットネスを行う
新たな予防医療施設
取得可能な資格
・看護師(国家試験受験資格)
・保健師(国家試験受験資格) ・助産師(国家試験受験資格)<選択制※>
・養護教諭二種免許状
※助産師コースは、3年次2学期までの成績、学習意欲等を総合的に勘案し、希望者のうち
10名が選択できます。