[受験特集]看護学部入試のポイント
メディカルスタッフを目指す人の受験専門校 京都看護医療予備校学院長が入試のポイントを紹介!
2022年度 看護学部入試のポイント Vol.5
こんにちは京都看護医療予備校の小田です。前回に続いて、奨学金についてお話します。
私立(民間)病院・施設の奨学金制度を解説します!!
学費の問題をクリアさせることで安心・安定した学校生活を送りましょう。
私立大学の場合はとりわけ学費が高いことが進学のネックとなっている受験生は沢山います。ただし前項で述べたように様々な奨学金制度の利用や借入で進学のチャンスが生まれることもあります。
私立病院に関する奨学金の主な3パターン
①私立の大学病院が大学、看護専門学校を併設し奨学金制度を設けているケース
②私立の一般病院(医療法人など)・施設が大学、看護専門学校を併設し奨学金制度を設けているケース
③私立の一般病院、施設、クリニック、医院等が独自に奨学金制度を設けているケース
※一部の国公立病院においては上記と同じ仕組みの奨学金制度を設けているところもあります。(居住地域で確認してください)
それでは一般的によく耳にする『病院の奨学金』制度、すなわち上記③のパターンについて詳しく解説していきましょう。
私立の病院・施設では以下に挙げる奨学金制度が一般的なものです。ここでしっかり理解しておかなければならないポイントはあくまでもこの制度は個人と病院との間に結ばれた社会契約(法的拘束力がある)であるため以下のルールをしっかりと確認してください。よくある例として看護学生やその保護者も「病院から奨学金を出してもらい、その見返りにその病院で働くことで、返済免除になるから経済的にとても助かる」といった甘い考えです。あくまでも就学のための資金として病院から社会契約として借受けし、看護師資格取得後はその医療機関の一員として責任ある職務を全うする(契約を果たす)ことで返済の免除になるのです。近年4年制看護大学の増加により、一般の他学部の大学進学と同じように自費(日本政策金融公庫といった国の教育ローンから借り入れ活用を)、あるいは公的な奨学金制度を利用して大学や専門学校へ進学する学生も増加傾向です。一般専門学校はもちろん、とりわけ私立大学では学費が高額なため単純に貰えるものは貰っておいた方が得だわ、という考えでは後にトラブルになることもあるからこそ本人と保護者との意思確認や当該病院との契約条件の確認が重要です。
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